“けだし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蹴出47.8%
39.1%
13.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云いながら様子がおかしいから瞳を定めて能く見ると、透通って見えるような真白まっしろな足を出して、赤い蹴出けだしがベラ/″\見えましたから、慌てゝ立上りながら
「澹父の何人なるやは未だ考へずと雖も、書中の言によりて推量するに、けだし備後辺の人の江戸に住みて、藝藩邸げいはんていには至密の関係ありし者なるべし」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
雪の奇状きじやう奇事きじ大概たいがいは初編にいだせり。なほ軼事てつじあるを以此二編にしるす。すでに初編にのせたるも事のことなるは不舎すてずしてこれろくす。けだし刊本かんほん流伝りうでんひろきものゆゑ、初編をよまざるものためにするのあり。