“かんねい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奸佞48.1%
甘寧22.2%
姦佞11.1%
咸寧7.4%
奸獰3.7%
漢寧3.7%
関寧3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(父子、世嗣よつぎの問題にまで、才気をさし挟むはいかに才ありとも、奸佞かんねいの臣たるをまぬかれぬ。いつかは、ちゅうすべきぞ)
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呉王廟は三国時代の呉の甘寧かんねい将軍を祀ったもので、水路を守る神とせられていた。
竹青 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
世に狡獪姦佞かんねいの輩あり、国家権威の鞏固きょうこを唱道するをいて専権圧制の論となす、大識見を備うる者にあらざるよりは、それよく惑わすところとならざらんや。
近時政論考 (新字新仮名) / 陸羯南(著)
唐土たうどむかし咸寧かんねいとき韓伯かんはくなにがしと、王蘊わううんなにがしと、劉耽りうたんなにがしと、いづれ華冑くわちう公子等こうしら一日あるひ相携あひたづさへてきて、土地とちかみ蒋山しやうざんびやうあそぶ、廟中びやうちう数婦人すふじんざうあり、白皙はくせきにしてはなは端正たんせい
甲冑堂 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
例えば原敬のごときに対しては奸獰かんねい邪智の梟雄きょうゆうとして心から憎悪を抱いていた。原敬の眼中にはただ自党の利益のみがあって国家がない。
蝸牛の角 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
彼に鎮南ちんなん中郎将という官職を与え、漢寧かんねいの太守に封じて、そのかわりに
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兄は関寧かんねいといって、儒学に長じ、弟のほうは関平かんぺいとて、武芸に熱心な若者だった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)