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甘寧
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かんねい
ふりがな文庫
“
甘寧
(
かんねい
)” の例文
「むむ……なるほど。ではご苦労だが足ついでに、
甘寧
(
かんねい
)
の部隊へ行って、甘寧のもとにおる
蔡和
(
さいか
)
、
蔡仲
(
さいちゅう
)
の様子をひとつ見ておいてくれんか」
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
呉王廟は三国時代の呉の
甘寧
(
かんねい
)
将軍を祀ったもので、水路を守る神とせられていた。
竹青
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
三国時代の呉の将軍
甘寧
(
かんねい
)
を呉王と尊称し、之を水路の守護神としてあがめ
祀
(
まつ
)
っているもので、霊顕すこぶるあらたかの由、湖上往来の舟がこの廟前を過ぐる時には、
舟子
(
かこ
)
ども必ず礼拝し
竹青
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
甘寧
(
かんねい
)
を先手に、
徐盛
(
じょせい
)
、
丁奉
(
ていほう
)
を中軍に、
凌統
(
りょうとう
)
、
呂蒙
(
りょもう
)
を後陣として、総勢五万、水陸軍に編制し、彼自身は、二万五千をひきいて柴桑を船で出た。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
甘寧
(
かんねい
)
を知らないのは、いよいよ水軍の
潜
(
もぐ
)
りたる証拠だ。腰抜けな荊州蛙の一匹だろう。大江の水は、井の中とはちがうぞ」
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
もし大兵を連れてきたら、鉄砲を合図に、
呂蒙
(
りょもう
)
と
甘寧
(
かんねい
)
の二軍でふくろ包みにしてしまおう。これが、魯粛の備えておいた、第一段の計であった。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もっとも大きな
傷手
(
いたで
)
は、孫権の大将
凌操
(
りょうそう
)
という剛勇な将軍が、深入りして、敵の包囲に遭い、黄祖の
麾下
(
きか
)
甘寧
(
かんねい
)
の矢にあたって戦死したことだった。
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蔡和は、
哀号
(
あいごう
)
して、
甘寧
(
かんねい
)
や
闞沢
(
かんたく
)
も自分と同腹なのに、自分だけを斬るのはひどいと喚いたが、周瑜は笑って
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここ、
周瑜
(
しゅうゆ
)
の得意は思うべしであった。まさに常勝将軍の概がある。
夷陵
(
いりょう
)
を占領し、無事に
甘寧
(
かんねい
)
を救い出し、さらに、勢いを数倍して、南郡の城を取り囲んだ。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その先陣を希望して、われに、自分にと、争った者は、またしても、宿怨ある
甘寧
(
かんねい
)
と
凌統
(
りょうとう
)
だった。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「王、さまで御心をいためることはありません。呉建国以来の名将はすでに世を辞して幾人もありませんが、なお用うべき良将は十余人ありましょう。まず
甘寧
(
かんねい
)
をお招きなさい」
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここには呂蒙と
甘寧
(
かんねい
)
とが、大兵を伏せて、関羽を討ち漏らさじと鉄桶の構えを備えていたのであるが、関羽の右手に、見る眼もくらむばかりな
大反
(
おおぞり
)
の
偃月刀
(
えんげつとう
)
が持たれていることと
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
甘
常用漢字
中学
部首:⽢
5画
寧
常用漢字
中学
部首:⼧
14画
“甘”で始まる語句
甘
甘味
甘藷
甘美
甘藍
甘酒
甘酸
甘露
甘煮
甘草