“かつかつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カツカツ
語句割合
戞々53.4%
戛々37.9%
嘎々3.4%
戞戞3.4%
滑々1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内田氏の作品は「冥途」後も佳作必ずしも少からず。殊に「女性」に掲げられたる「旅順開城」等の数篇等は戞々たる独創造の作品なり。
内田百間氏 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そのうちに、飾磨道の並木のうえに、ぼっと火光がして来た。点々と、松明が近づいてくる。てた大地を戛々馬蹄の音も聞えてくる。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
考えることのいな彼は、イライラしてくると、いつも独り駿馬を駆って曠野に飛び出す。秋天一碧の下、嘎々の音を響かせて草原となく丘陵となく狂気のように馬を駆けさせる。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
幕末のと云う医師があって夜遅く病家へ往って帰っていた。それは月の明るい晩であった。其の大手を通っていると、戞戞と云うしい馬のの音が聞えて来た。
首のない騎馬武者 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
滑々たる先生の禿げ頭で、これまた後頭部のあたりに、種々たる胡麻塩の髪の毛が、わずかに残喘を保っていたが、大部分は博物の教科書に画が出ている駝鳥の卵なるものと相違はない。
毛利先生 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)