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『内田百間氏』
ふりがな文庫
『
内田百間氏
(
うちだひゃっけんし
)
』
内田百間氏は夏目先生の門下にして僕の尊敬する先輩なり。文章に長じ、兼ねて志田流の琴に長ず。 著書「冥途」一巻、他人の廡下に立たざる特色あり。然れども不幸にも出版後、直に震災に遭へるが為に普く世に行はれず。僕の遺憾とする所なり。内田氏の作品は …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「文芸時報 第四二号」1927(昭和2)年8月4日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
書肆
(
しよし
)
乎
(
か
)
亦
(
また
)
冥途
(
めいど
)
戞々
(
かつかつ
)
普
(
あまね
)