“かうざ”の漢字の書き方と例文
語句割合
高座100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人ふたり小聲こごゑはなしながら、おほきな部屋へやにぎつしりつまつたひとあたま見回みまはした。そのあたまのうちで、高座かうざちかまへはうは、烟草たばこけむりかすんでゐるやうにぼんやりえた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かれ高座かうざはう正視せいしして、熱心ねつしん淨瑠璃じやうるりかうとつとめた。けれどもいくらつとめても面白おもしろくならなかつた。時々とき/″\らして、御米およねかほぬすた。るたびに御米およね視線しせんたゞしいところいてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)