“おちかづき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御知己50.0%
御近付50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つけて是迄は參りしなれども夜中やちういひ御知己おちかづきにも有らねば河岸かしにある材木ざいもくたきゞなどのかげにて夜をあか兩國りやうごくいたりて食事をなしよき時分じぶんと存じ只今たゞいま參上さんじやう仕つりしなり昨夜鈴ヶ森にて助十と御呼およびなされたるゆゑそれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まち早速さつそく參上さんじやう仕つる其譯は舊冬きうたう御仕置おしおきに相成し彦兵衞がこと御存ごぞんぢに候はゞ委細ゐさい御話下おはなしくだされよと申に兩人は思ひも寄ぬたづねゆゑ私し共一向に其彦兵衞殿ひこべゑどのと申御人は御知己おちかづきにもあらねば存じ申さずと答しかば彦三郎なみだ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
七蔵しちぞう衣装いしょう立派に着飾りて顔付高慢くさく、無沙汰ぶさたわびるにはあらで誇りに今の身となりし本末を語り、女房にょうぼうに都見物いたさせかた/″\御近付おちかづきつれて参ったと鷹風おおふうなる言葉の尾につきて
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)