“えやす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
得易55.6%
獲易44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いま左迄さまで有要いうえうともえぬこの孤島はなれじまも、いまより三十ねんもしくば五十ねんのちわが日本につぽん世界せかい大權力だいけんりよくふるはんとするとき西方にしのかた歐羅巴エウロツパたいする軍略上ぐんりやくじやう如何いか得易えやすからざる要鎭えうちんとなるかは
また得易えやすからぬものだと思いましたが、年寄に聞いてみても、ただ古くから伝えられているとばかりで、いつの頃、誰によって、この地方へ持ち来たされたものだか、それはわかりませんでした。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
碩学の人は求め得べし、しかれども兼ぬるに高節をもってする人は決して獲易えやすくはない。西に、正義を踏んで恐れず、学理のためには身首処を異にするを辞せざりしパピニアーヌスあり。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
住居ぢうきよ位置いちは、第一に飮用水いんようすいむべき泉、川、或は湖より程遠ほどとほからぬ所にして、次に食物しよくもつ獲易えやすき塲所、次に日當りき地をゑらびしなるべし。三つの條件じやうけんを充たす地には大部落だいぶらくそんせしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)