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獲易
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えやす
ふりがな文庫
“
獲易
(
えやす
)” の例文
貫一は篤学のみならず、性質も
直
(
すぐ
)
に、
行
(
おこなひ
)
も
正
(
ただし
)
かりければ、この人物を以つて学士の冠を
戴
(
いただ
)
かんには、誠に
獲易
(
えやす
)
からざる婿なるべし、と夫婦は
私
(
ひそか
)
に喜びたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
さて十月の頃にいたり雪
降
(
ふ
)
る日には鮏も多く
獲易
(
えやす
)
きものゆゑ、
一日
(
あるひ
)
降
(
ふ
)
る雪をも
厭
(
いとは
)
ず
蓑笠
(
みのかさ
)
に
身
(
み
)
をかため、朝より
架
(
たな
)
にありてさけをとり、
畚
(
ふご
)
にとりためたる時は
畚
(
ふご
)
にも
縄
(
なは
)
をつけおけば
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
碩学の人は求め得べし、しかれども兼ぬるに高節をもってする人は決して
獲易
(
えやす
)
くはない。西に、正義を踏んで恐れず、学理のためには身首処を異にするを辞せざりしパピニアーヌスあり。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
住居
(
ぢうきよ
)
の
位置
(
いち
)
は、第一に
飮用水
(
いんようすい
)
を
汲
(
く
)
むべき泉、川、或は湖より
程遠
(
ほどとほ
)
からぬ所にして、次に
食物
(
しよくもつ
)
の
獲易
(
えやす
)
き塲所、次に日當り
好
(
よ
)
き地を
撰
(
ゑら
)
びしなるべし。三つの
條件
(
じやうけん
)
を充たす地には
大部落
(
だいぶらく
)
存
(
そん
)
せしならん。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
獲
常用漢字
中学
部首:⽝
16画
易
常用漢字
小5
部首:⽇
8画
“獲”で始まる語句
獲
獲物
獲得
獲難
獲物嚢
獲場
獲寳
獲来
獲麟