“うりきれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
賣切66.7%
売切33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手傳てつだひなどするにぞ夫婦は大によろこ餠類もちるゐは毎日々々賣切うりきれて歸れば今はみせにて賣より寶澤がそとにてあきなふ方が多き程になり夫婦は宜者よきもの
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ねぎ小川をがはながれ、とばかりにてにはならざりしが、あゝ、もうちつとでおもふこといはぬははらふくるゝわざよといへば、いま一足ひとあしはやかりせば、さゝゆき賣切うりきれにてはらふくれぬことよといふ。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
するに空腹なる時は途中にてこまるならんとある杉酒屋へ入て酒を五合熱燗あつかんあつらへ何ぞさかなはなきやと問に最早みな賣切うりきれかつを鹽辛しほからばかりなりと答へけるをは何よりの品なりとて五合の酒を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ふりナニ/\めしみな賣切うりきれたいたのは少しも御座らぬといひつゝ武士の方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
うなぎどんぶり売切うりきれです。」
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)