“うたひめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歌妓57.9%
歌姫31.6%
唄女5.3%
歌女5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君勇きみゆう』とか『秀香ひでか』とか、みやこ歌妓うたひめめた茶色ちやいろみじか暖簾のれんが、のきわたされて、緋毛氈ひまうせん床几しようぎ背後うしろに、赤前垂あかまへだれをんなが、甲高かんだかこゑしぼつてゐた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
奈良山の一部に人麻呂歌集などにも出てゐる黒髮くろかみ山といふ山があり、そこから法華寺村の北方の歌姫うたひめといふ部落に出る舊道のある事を知つて、ちよつとその黒髮山とか
黒髪山 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
かの殿の内君とならば向河岸に隱宅いんたくてゝとのぞむは、あながち河向ひの唄女うたひめらが母親達のみの夢想にもあらぬぞかし。
うづみ火 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
花か、草びら、——歌女うたひめ
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)