“ソプラノ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
最高音50.0%
歌姫16.7%
鋭音16.7%
高音16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最高音ソプラノの入りまじり、ほこりたつなみのうへに
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「イヤ。今度の事件とは関係のない、全然別の話なんだ。何でもその歌姫ソプラノを轟氏が可愛がっているお蔭で、兄貴までもが御厄介になっているらしいという、松井ヨネの話だがね」
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
どんな鋭音ソプラノも、どんな騒音も此処ここにある
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
淡紅色ときいろメリンスのたすきを端長く背に結んだ其娘共のうちに、一人、背の低い太つたのがあつて、高音ソプラノ中音アルトの冴えた唄に際立つ次中音テノルの調子を交へた、それがわざと道化た手振をして踊る。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)