“いない”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
以内75.0%
畏内25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
著者ちよしや七年前しちねんぜんたときは、つぎの大噴火だいふんかは、あるひ十年じゆうねん以内いないならんかとの意見いけんおほかつたが、このとし九月三十日くがつさんじゆうにちたときは、大噴火だいふんか時機じき切迫せつぱくしてゐるようにおもはれた。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
まど硝子越がらすごしに海上かいじやうながめると、電光艇でんくわうていほしひかりびて悠然いうぜん波上はじやううかんでる、あゝこのていもかく竣成しゆんせいした以上いじやうは、いまから一週間いつしゆうかんか、十以内いないには、萬端ばんたん凖備じゆんびをはつて
畏内いないという語は笑話の主材であり、英語のカーテンレクチュアと偶合ぐうごうした帳中説法ちょうちゅうせっぽうという妙辞もある。彼女らの手にはむちがあった。まかりちがえば亭主までが打たれる。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)