“いちご”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イチゴ
語句割合
48.5%
一期34.3%
覆盆子7.7%
一語5.3%
3.0%
白莓0.6%
野苺0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先日、その牧師さんが、いちごの苗をどっさり持って来てくれて、私の家の狭い庭に、ご自身でさっさと植えてしまいました。
女の決闘 (新字新仮名) / 太宰治(著)
いちごは毎年移してばかり居たが、今年は毎日喫飽くいあきをした上に、苺のシイロップが二合瓶ごうびん二十余出来た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
法然が亡くなった後にはその遺骨を一期いちごの問頭にかけて後には鎌倉右大臣の子息である高野の大将法印定暁に相伝えられた。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それを見ていた錦子の、張り切っていた気持ちにくずれが来て、白い粉の薬を飲んだのが廿三の彼女の一期いちごの終りだった。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
しかしまた一方からいうと、木の実というばかりでは、広い意味に取っても、覆盆子いちご葡萄ぶどうなどは這入らぬ。
くだもの (新字新仮名) / 正岡子規(著)
朝顔の苗、覆盆子いちごの苗、花も実もある中に、呼声の仰々しきが二ツありけり、曰く牡丹咲の蛇の目菊、曰くシヽデンキウモンなり
草あやめ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
もしやと思って、あんに心配していた彼の掛念けねんの半分は、この一語いちごで吹き晴らされたと同じ事であった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
宗助そうすけこの一語いちごなかに、あらゆる自暴じばう自棄じきと、不平ふへい憎惡ぞうを
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
夏は氷盤ひょうばんいちごを盛って、あまき血を、クリームの白きなかにとかし込むところにある。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
下女が来て氷の中へいちごを入れるかレモンを入れるかと尋ねた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そして着物の胸をひらいて、大福餅のやうに白いプックリふくらんだ右の乳房を出して、その先の白莓いちごのやうな乳首を二本の指にはさむと、金太の赤い目をひらいて、ポト、ポト、ポトと、白いお乳をしぼりおとしてくれました。
栗ひろひ週間 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
野苺いちごの葉がくれ光よけて、
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)