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莓
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いちご
ふりがな文庫
“
莓
(
いちご
)” の例文
夏は
氷盤
(
ひょうばん
)
に
莓
(
いちご
)
を盛って、
旨
(
あま
)
き血を、クリームの白きなかに
溶
(
とか
)
し込むところにある。あるときは熱帯の
奇蘭
(
きらん
)
を見よがしに匂わする温室にある。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
顔は天使のように、ふっくりして、黄色い
薔薇
(
ばら
)
の感じでありました。唇は小さく
莓
(
いちご
)
のように真赤でした。目は黒く澄んで、どこか悲しみをたたえていました。
ろまん灯籠
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
莓
(
いちご
)
は
藪
(
やぶ
)
に
熟
(
う
)
れてゐる。
鸚鵡:(フランス)
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
下女が来て氷の中へ
莓
(
いちご
)
を入れるかレモンを入れるかと尋ねた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
莓
(
いちご
)
の
初熟
(
はつなり
)
が
喰
(
た
)
べたいと
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
莓
漢検1級
部首:⾋
10画
“莓”を含む語句
木莓
白莓
青莓