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あだもの
ふりがな文庫
“あだもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
婀娜者
26.7%
婀娜女
26.7%
仇者
13.3%
阿娜者
13.3%
阿娜女
6.7%
婀娜物
6.7%
婀娜的
6.7%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
婀娜者
(逆引き)
もう
黄昏時
(
たそがれどき
)
でよくわからないけれども、その女はこの辺にはあまり見かけない、洗い髪の
兵庫結
(
ひょうごむす
)
びかなにかに結った年増の
婀娜者
(
あだもの
)
のように見える。
大菩薩峠:14 お銀様の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
あだもの(婀娜者)の例文をもっと
(4作品)
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婀娜女
(逆引き)
立て膝して
髱
(
たぼ
)
をなでつける
婀娜女
(
あだもの
)
、隅っこの羽目板へへばりついている娘、小
桶
(
おけ
)
を占領して七つ道具を並べ立てた大年増、ちょっとの
隙
(
すき
)
にはいだして洗い粉をなめている赤ん坊
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
あだもの(婀娜女)の例文をもっと
(4作品)
見る
仇者
(逆引き)
その経歴が芸妓となったり、妾となったりした
仇者
(
あだもの
)
であったために、多くそうした仲間の、打解けやすい
気易
(
きやす
)
さから、花柳界から弟子が集った。彼女は顔の通りに
手跡
(
しゅせき
)
も美しかった。
明治美人伝
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
あだもの(仇者)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
阿娜者
(逆引き)
非常に
身長
(
せい
)
の高い女で、よく言えばすらりとした、悪くいえば半鐘泥棒式の、しかし、前身が前身だけにいまだに凄いような
阿娜者
(
あだもの
)
だったが、このお美野にかぎって、若後家にもかかわらず
釘抜藤吉捕物覚書:13 宙に浮く屍骸
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
あだもの(阿娜者)の例文をもっと
(2作品)
見る
阿娜女
(逆引き)
そこで初めて、吾にかえったように、あたりを見たが、不思議な
阿娜女
(
あだもの
)
は、いつの間にやら姿を消して、もうその部屋にはいなかった。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
洗い髪に大絞りの
浴衣
(
ゆかた
)
を着て、
西施
(
せいし
)
を
粋
(
いき
)
にしたような年増の
阿娜女
(
あだもの
)
が、姿とはやや不調和な、
塗
(
ぬ
)
りの
勾欄
(
こうらん
)
に身をもたせて、不思議そうに美しい眼をみはっていた。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あだもの(阿娜女)の例文をもっと
(1作品)
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婀娜物
(逆引き)
柳橋
(
やなぎばし
)
で
左褄
(
ひだりづま
)
とったおしゅんという
婀娜物
(
あだもの
)
ではあるが、今はすっかり
世帯染
(
しょたいじ
)
みた小意気な
姐御
(
あねご
)
で、その上心掛の至極いゝ
質
(
たち
)
で、弟子や
出入
(
ではい
)
るものに目をかけますから誰も悪くいうものがない。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あだもの(婀娜物)の例文をもっと
(1作品)
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婀娜的
(逆引き)
(不審立聴く)
一個
(
ひとり
)
の
婀娜的
(
あだもの
)
、三枚
襲
(
がさね
)
に
肩掛
(
ショオル
)
を着て
縮緬
(
ちりめん
)
の頭巾
目深
(
まぶか
)
なり。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
あだもの(婀娜的)の例文をもっと
(1作品)
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