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婀娜女
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あだもの
ふりがな文庫
“
婀娜女
(
あだもの
)” の例文
その
婀娜女
(
あだもの
)
が、涼しい顔をしている間に、馬子や旅人たちは、寄ッてたかッて、次郎に
気付薬
(
きつけぐすり
)
を与え、オ——イ、オ——イ、と呼ぶこと二、三度でありました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
立て膝して
髱
(
たぼ
)
をなでつける
婀娜女
(
あだもの
)
、隅っこの羽目板へへばりついている娘、小
桶
(
おけ
)
を占領して七つ道具を並べ立てた大年増、ちょっとの
隙
(
すき
)
にはいだして洗い粉をなめている赤ん坊
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
それというのも、
女房
(
かかあ
)
が
婀娜女
(
あだもの
)
なせいにちがいない——そう考えて来てふと思いだしたのは、もう一週間経てば軍隊の方へ一ヶ月も召集されて、その間留守にせねばならぬことであった。
麦畑
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
小褄
(
こづま
)
を下ろした
襟掛
(
えりかけ
)
の
婀娜女
(
あだもの
)
はどこまでも少し笑いを含んで、夏なら涼んでいるという形だ。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
婀
漢検1級
部首:⼥
11画
娜
漢検1級
部首:⼥
10画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“婀娜”で始まる語句
婀娜
婀娜者
婀娜姿
婀娜気
婀娜物
婀娜的
婀娜窈窕