“婀娜女”の読み方と例文
読み方割合
あだもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その婀娜女(あだもの)が、涼しい顔をしている間に、馬子や旅人たちは、寄ッてたかッて、次郎に気付薬(きつけぐすり)を与え、オ——イ、オ——イ、と呼ぶこと二、三度でありました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
立て膝して髱(たぼ)をなでつける婀娜女(あだもの)、隅っこの羽目板へへばりついている娘、小桶(おけ)を占領して七つ道具を並べ立てた大年増、ちょっとの隙(すき)にはいだして洗い粉をなめている赤ん坊
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それというのも、女房(かかあ)が婀娜女(あだもの)なせいにちがいない——そう考えて来てふと思いだしたのは、もう一週間経てば軍隊の方へ一ヶ月も召集されて、その間留守にせねばならぬことであった。
麦畑 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)