“あきかぜ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
秋風93.3%
金風6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さびしい一室ひとまに、ひとり革鞄かばんにらめくらをした沢は、しきり音訪おとなふ、さっ……颯と云ふ秋風あきかぜそぞ可懐なつかしさに、窓をける、とひややかな峰がひたいを圧した。
貴婦人 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
さうして活々いき/\としたものは自分じぶんのみであることをほこるものゝごとく、秋風あきかぜかれつゝしろぬのやうにふは/\とうごいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
例の招牌かんばんから釣込む植木屋は家々の招きの旗幟はた翩翻へんぽん金風あきかぜひるがえし、木戸々々で客を呼ぶ声はかれこれからみ合て乱合みだれあって、入我我入にゅうががにゅうでメッチャラコ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
金風あきかぜの渡らふ川に
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
紀路きぢあまね金風あきかぜ
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)