“あかいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤色54.5%
紅色27.3%
赭色18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから十一時すぎ迄代助は読書してゐた。が不図ダヌンチオと云ふ人が、自分のいへ部屋へやを、青色あをいろ赤色あかいろわかつて装飾してゐると云ふ話を思ひ出した。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
うす紅色あかいろ着物きものいもうとは、このうえ黄金こがねすなかわげることは、かえって不幸ふこう人々ひとびとすばかりだといって、ついに幸福こうふく下界げかいおくることを見合みあわせてしまいました。
消えた美しい不思議なにじ (新字新仮名) / 小川未明(著)
段々雪が融けると、尾が消え、腹がむしられ、すきのような形をして、消えてしまうと語った、白い鳥は消えても、注意して見ると、岩壁かめしい赭色あかいろの農鳥は、いつ、いかなる時でも
雪の白峰 (新字新仮名) / 小島烏水(著)