“べにいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
紅色96.7%
紅彩色3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんのッて、ひらひらと来る紅色べにいろの葉から、すぐに吸いつけるように煙草たばこを吹かした。が、何分にも鋳掛屋じゃあおさまりませんな。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
扉は全面に陰っているので、今まではわからなかったが、今かの女が近寄ってみると、ぽちぽちと紅色べにいろの新芽が、無数に蔦のつるから生えていた。
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
風流紅彩色べにいろ姿絵と横に大書した木箱を背負い、箱のうしろに商売物の絵をつるし、手に持った棒にもべに絵がたくさんさがっている。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)