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『守の家』
ふりがな文庫
『
守の家
(
もりのいえ
)
』
実際は自分が何歳の時の事であったか、自分でそれを覚えて居たのではなかった。自分が四つの年の暮であったということは、後に母や姉から聞いての記憶であるらしい。 煤掃きも済み餅搗きも終えて、家の中も庭のまわりも広々と綺麗になったのが、気も浮立つ程 …
著者
伊藤左千夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「アララギ」1912(明治45)年2月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
危
(
あやぶ
)
掻込
(
かきこ
)
終
(
しま
)
餅搗
(
もちつ
)
許
(
ばか
)
為
(
ため
)
溜
(
た
)
極
(
きま
)
藁把
(
わらたば
)
綺麗
(
きれい
)
膝
(
ひざ
)
艶
(
つや
)
苅葺
(
かりぶき
)
草箒
(
くさぼうき
)
蕗
(
ふき
)
薹
(
とう
)
生薑
(
しょうが
)
袢天
(
はんてん
)
襷
(
たすき
)
見下
(
みおろ
)
這入
(
はい
)
頻
(
しき
)
飴
(
あめ
)
鬢
(
びん
)
摺
(
す
)
何歳
(
いくつ
)
児供
(
こども
)
其頃
(
そのころ
)
冠
(
かぶ
)
処
(
ところ
)
呉縁
(
くれえん
)
守
(
も
)
愈
(
いよいよ
)
紐
(
ひも
)
暫
(
しばら
)
未
(
いま
)
溜息
(
ためいき
)
煤掃
(
すすは
)
猶
(
なお
)
一寸
(
ちょっと
)
竈
(
かまど
)