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『快走』
ふりがな文庫
『
快走
(
かいそう
)
』
中の間で道子は弟の準二の正月着物を縫い終って、今度は兄の陸郎の分を縫いかけていた。 「それおやじのかい」 離れから廊下を歩いて来た陸郎は、通りすがりにちらと横目に見て訊いた。 「兄さんのよ。これから兄さんも会社以外はなるべく和服で済ますのよ …
著者
岡本かの子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「令女界」1938(昭和13)年12月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約18分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
洗
(
なが
)
端
(
はず
)
外
(
はず
)
束
(
たば
)
揶揄
(
からか
)
縮
(
ちぢ
)
衝
(
う
)
角
(
かく
)
癒
(
なお
)
穿
(
は
)
端折
(
はしょ
)
縫
(
ぬ
)
淙々
(
そうそう
)
訊
(
き
)
足袋
(
たび
)
逆上
(
のぼ
)
遂々
(
とうとう
)
遠退
(
とおの
)
鉄瓶
(
てつびん
)
頓狂
(
とんきょう
)
頻
(
しき
)
黝
(
くろ
)
夕靄
(
ゆうもや
)
上手
(
じょうず
)
兎
(
と
)
凜々
(
りり
)
凝
(
こ
)
叮嚀
(
ていねい
)
可笑
(
おか
)
呆
(
あき
)
場
(
ば
)
疾駆
(
しっく
)
天祐
(
てんゆう
)
履
(
は
)
弾条
(
ばね
)
急
(
せ
)
桶
(
おけ
)
丁度
(
ちょうど
)
溌剌
(
はつらつ
)