トップ
>
鳴咽
>
をえつ
ふりがな文庫
“
鳴咽
(
をえつ
)” の例文
われはサンタに向ひ居て詩稿を讀み始めしに、未だ一篇を終らずして、情迫り心激し、われは
鳴咽
(
をえつ
)
して聲を
續
(
つ
)
ぐことを得ざりき。サンタは我手を握りて、我と共に泣きぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
怪我人
(
けがにん
)
は
醫者
(
いしや
)
の
前
(
まへ
)
へ
出
(
で
)
ると
恐怖
(
きようふ
)
に
襲
(
おそ
)
はれたやうに
俄
(
にはか
)
に
鳴咽
(
をえつ
)
した。
醫者
(
いしや
)
は
横
(
よこ
)
に
膨
(
ふく
)
れた
大
(
おほき
)
な
身體
(
からだ
)
でゆつたりと
胡坐
(
あぐら
)
をかいた
儘
(
まゝ
)
怪我人
(
けがにん
)
の
左
(
ひだり
)
の
手
(
て
)
を
捲
(
まく
)
つて
見
(
み
)
た。
怪我人
(
けがにん
)
の
上膊
(
じやうはく
)
が
挫折
(
ざせつ
)
してぶらりと
垂
(
た
)
れて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
鳴
常用漢字
小2
部首:⿃
14画
咽
常用漢字
中学
部首:⼝
9画
“鳴”で始まる語句
鳴
鳴子
鳴海
鳴物
鳴動
鳴門
鳴雪
鳴神
鳴音
鳴鏑