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鰹船
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かつをぶね
その
鰹船が
一つ
宛此器械を
具へ
付ける
樣になつたら、
莫大な
利益だつて
云ふんで、
此頃は
夢中になつて
其方ばつかりに
掛つてゐる
樣ですよ。
五
里も十
里も
沖へ
出るのに、
大變樂なんですとさ。
所が
貴方、
此日本全國で
鰹船の
數つたら、
夫こそ
大したものでせう。
神戸へ
參つたのも、
全く
其方の
用向なので。
石油發動機とか
何とか
云ふものを
鰹船へ
据ゑ
付けるんだとかつてね
貴方