さま)” の例文
新字:
送るさま側眼わきめで見てさへ不便ふびんなるに子の可愛かあいさの一筋に小半年ほどすごせしが妻のお久が病中より更に家業も成ぬ上死後しご物入ものいり何ややに家財雜具を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
忍び今の身の敢果はかなきさまかこちつゝ如何いかなる因果と泣沈なきしづむにぞ文右衞門はかたちたゞしコレお政其方は何とて其樣に未練みれんなることを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
忘れぬ心にて生涯しやうがいかしらに頂かんと思ふが故に賣殘しぬ然るを先日おとして後を種々いろ/\さがし求めて居しなり偖々嬉しき事哉と幾度となく押戴おしいたゞ喜悦よろこぶさま
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)