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髑髏
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しやれかうべ
ふりがな文庫
“
髑髏
(
しやれかうべ
)” の例文
大森氏はためつすがめつ
髑髏
(
しやれかうべ
)
を見てゐた。
恰
(
ちやう
)
ど
梅雨
(
つゆ
)
時分の事で、
髑髏
(
しやれかうべ
)
からは官吏や会社の重役の
古手
(
ふるて
)
から出るやうな
黴臭
(
かびくさ
)
い
香気
(
にほひ
)
がぷんとした。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
恁
(
か
)
う
仰々
(
ぎやう/\
)
しく
言出
(
いひだ
)
すと、
仇
(
かたき
)
の
髑髏
(
しやれかうべ
)
か、
毒藥
(
どくやく
)
の
瓶
(
びん
)
か、と
驚
(
おどろ
)
かれよう、
眞個
(
まつたく
)
の
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
ひませう、さしたる
儀
(
ぎ
)
でない、
紫
(
むらさき
)
の
切
(
きれ
)
を
掛
(
か
)
けたなりで、一
尺
(
しやく
)
三
寸
(
ずん
)
、
一口
(
ひとふり
)
の
白鞘
(
しらさや
)
ものの
刀
(
かたな
)
がある。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その事を思ふと、クロムヱルの
髑髏
(
しやれかうべ
)
が二つ出たところで格別
差支
(
さしつかへ
)
はない。
或
(
あるひ
)
はもつと捜したら、もつと出るかも知れない。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「宋版の一
切経
(
さいきやう
)
や
山楽
(
さんらく
)
の屏風を見せたところで、解りさうにもなし、やつぱり将門の
髑髏
(
しやれかうべ
)
を見せるに限る。あれならばまさか貰つて帰るとも言ふまいから。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
学問の力は偉いもので、かうして英雄の亡くなつた
後
(
あと
)
からその
髑髏
(
しやれかうべ
)
を二つ迄も拵へる事が出来る。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
清教徒の英雄クロムウヱルに
髑髏
(
しやれかうべ
)
が二つある。一つはオツクスフオード大学に、今一つは
倫敦
(
ロンドン
)
の考古博物館に秘蔵せられてゐる事は、いつぞや書いたことがあつたやうに思ふ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“髑髏”の意味
《名詞》
髑 髏(どくろ, されこうべ, しゃれこうべ, しゃりこうべ)
風雨にさらされるなどで白骨化した頭蓋骨。主に人間のもの。
(出典:Wiktionary)
“髑髏”の解説
髑髏(どくろ、されこうべ、しゃれこうべ、しゃりこうべ、en: Skull)は白骨化したヒトの頭部の頭蓋骨を指す名称である。「されこうべ」(しゃれこうべ)は「晒され頭(こうべ)」の意味。一般に死の象徴とされる。
(出典:Wikipedia)
髑
漢検1級
部首:⾻
23画
髏
漢検1級
部首:⾻
21画
“髑髏”で始まる語句
髑髏洞
髑髏島
髑髏魚
髑髏人
髑髏杯
髑髏盃
髑髏舞