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骨接
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ほねつぎ
ふりがな文庫
“
骨接
(
ほねつぎ
)” の例文
名倉文四郎君は、両国の
骨接
(
ほねつぎ
)
の息子で、下拵えを私宅でやって美術学校入学、卒業後、目を病み、職業をかえました。
幕末維新懐古談:79 その後の弟子の事
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「
俺
(
お
)
ら、
爺樣
(
ぢいさま
)
に
鐵火箸
(
かなひばし
)
で
打
(
ぶ
)
つ
飛
(
と
)
ばさつて、
骨接
(
ほねつぎ
)
へ
行
(
い
)
つて
來
(
き
)
た
處
(
とこ
)
だが、
忙
(
いそが
)
し
處
(
ところ
)
酷
(
ひで
)
え
目
(
め
)
に
逢
(
あ
)
つちやつた」
勘次
(
かんじ
)
はそれでも
口
(
くち
)
が
澁
(
しぶ
)
つて
思
(
おも
)
ふ
樣
(
やう
)
にいへなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「元大阪町名倉
彌次兵衞
(
やじべゑ
)
と申候而、此節高名の
骨接
(
ほねつぎ
)
醫師、
大
(
おほい
)
に流行にて、日々八十人九十人位づゝ怪我人參候故、早朝參候而も順繰に待居候間、終日かゝり申候。」
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
今
(
いま
)
蒔物
(
まきもの
)
の
忙
(
いそが
)
しい
處
(
ところ
)
へ
打
(
ぶ
)
つ
込
(
こ
)
んで、
何處
(
どこ
)
までも
癒
(
なほ
)
んねえやうでもしやうねえから
朝
(
あさ
)
つ
稼
(
かせ
)
ぎに
骨接
(
ほねつぎ
)
へ
行
(
え
)
つたんだが、
遠
(
とほ
)
いのにそれに
行
(
え
)
つて
見
(
み
)
つと
怪我人
(
けがにん
)
が
來
(
き
)
て
居
(
ゐ
)
てちよつくらぢやねえもんだから
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画
接
常用漢字
小5
部首:⼿
11画
“骨接”で始まる語句
骨接薬