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風浪
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ふうろう
ふりがな文庫
“
風浪
(
ふうろう
)” の例文
それを
如何
(
いかん
)
というに、この時
洋中
(
ようちゅう
)
風浪
(
ふうろう
)
暴
(
あら
)
くして、予が
外
(
ほか
)
に伴いたる
従者
(
じゅうしゃ
)
は皆
昏暈
(
こんうん
)
疲憊
(
ひはい
)
して、一人も
起
(
た
)
つこと
能
(
あた
)
わず。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
長者はその日が来ると、宇賀の老爺はじめ十余人の
供人
(
ともびと
)
を
伴
(
つ
)
れて、伊勢参宮に出かけて往きましたが、土佐の海は
風浪
(
ふうろう
)
の恐れがあるので、陸路をとることにしました。
宇賀長者物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
風浪
(
ふうろう
)
ともみ合ったり、
横合
(
よこあい
)
から入って来た危難を切りぬけるのに、ほねをおったぐらいのことで、こっちから仕かける壮途らしいことは、ただの一回もやったことがないのだ。
火薬船
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
わが
君
(
きみ
)
をはじめ、一
同
(
どう
)
はしきりに
舟子達
(
かこたち
)
を
励
(
はげ
)
まして、
暴
(
あ
)
れ
狂
(
くる
)
う
風浪
(
ふうろう
)
と
闘
(
たたか
)
いましたが、やがて
両
(
りょう
)
三
人
(
にん
)
は
浪
(
なみ
)
に
呑
(
の
)
まれ、
残余
(
のこり
)
は
力
(
ちから
)
つきて
船底
(
ふなぞこ
)
に
倒
(
たお
)
れ、
船
(
ふね
)
はいつ
覆
(
くつがえ
)
るか
判
(
わか
)
らなくなりました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
風浪
(
ふうろう
)
あらし
幽霊船の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“風浪”の意味
《名詞》
風 浪(ふうろう)
風と波。
風によって立つ波。
(出典:Wiktionary)
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
浪
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
“風浪”で始まる語句
風浪雨荒