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面倒臭
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めんどうくさ
ふりがな文庫
“
面倒臭
(
めんどうくさ
)” の例文
面倒臭
(
めんどうくさ
)
かったんですよ、親分。掛り合いで引張り出されると酒の味が悪くなるからね、——が、もう酒もたくさん、言うだけのことを
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ぼくはものを感じるのは、まあ
人並
(
ひとなみ
)
だろうと、思っていますが、
憶
(
おぼ
)
えるのは、
面倒臭
(
めんどうくさ
)
いと考える
故
(
ゆえ
)
もあって、自信がありません。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
清作はもちろん弁解のことばなどはありませんでしたし、
面倒臭
(
めんどうくさ
)
くなったら
喧嘩
(
けんか
)
してやろうとおもって、いきなり空を向いて
咽喉
(
のど
)
いっぱい
かしわばやしの夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
といった
風情
(
ふぜい
)
で
面倒臭
(
めんどうくさ
)
そうに
衣服
(
きもの
)
を着ていたから、
私
(
わし
)
は何にも問わずに小さくなって黙って
控
(
ひか
)
えた。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
僅
(
わず
)
か
半里
(
はんり
)
か一
里
(
り
)
の
隣
(
とな
)
りの
村
(
むら
)
に
行
(
ゆ
)
くのにさえ、やれ
従者
(
とも
)
だ、
輿物
(
のりもの
)
だ、
御召換
(
おめしがえ
)
だ……、
半日
(
はんにち
)
もかかって
大騒
(
おおさわ
)
ぎをせねばならぬような、あんな
面倒臭
(
めんどうくさ
)
い
現世
(
げんせ
)
の
生活
(
せいかつ
)
を
送
(
おく
)
りながら
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
しかしいざとなって、
半切
(
はんきれ
)
を取り上げると、書く事はたくさんあるが、何から書き出していいか、わからない。あれにしようか、あれは
面倒臭
(
めんどうくさ
)
い。これにしようか、これはつまらない。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
是は八丁堀の
神谷通
(
かみやどお
)
りの角の瀬戸物屋で買うと
廉
(
やす
)
いよ、四銭五厘ずつで六つ売りやす、それから
中段
(
ちゅうだん
)
の箱の中へ菜を
※
(
う
)
でて置くのだが、
面倒臭
(
めんどうくさ
)
いから洗わずに砂だらけの
儘
(
まゝ
)
釜の中へ入れるのだ
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そんならそれでいいではないかポイントマンだのタブレットだの
面倒臭
(
めんどうくさ
)
いことやめてしまえと斯う云うことになりますがどなたもご異議はありませんか。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
一口に言えば、
面倒臭
(
めんどうくさ
)
いので、一応は御断りを致したのであります。
模倣と独立
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
すると山男は
面倒臭
(
めんどうくさ
)
そうにふところから手を出して立ちあがりました。
紫紺染について
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
倒
常用漢字
中学
部首:⼈
10画
臭
常用漢字
中学
部首:⾃
9画
“面倒”で始まる語句
面倒
面倒也
面倒樣