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雛鶏
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ひなどり
ふりがな文庫
“
雛鶏
(
ひなどり
)” の例文
旧字:
雛鷄
鶏肉スープを製するには三百目位の新しい
雛鶏
(
ひなどり
)
を骨ともにブツブツに切って水四合と小匙一杯の塩を加えて深い鉄鍋で
沸立
(
にた
)
てます。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
雛鶏
(
ひなどり
)
と
家鴨
(
あひる
)
と羊肉の
団子
(
だんご
)
とを
串
(
さ
)
した
炙
(
や
)
き
串
(
ぐし
)
三本がしきりに
返
(
かや
)
されていて、のどかに燃ゆる
火鉢
(
ひばち
)
からは、
炙
(
あぶ
)
り肉のうまそうな
香
(
かお
)
り
糸くず
(新字新仮名)
/
ギ・ド・モーパッサン
(著)
ぴよぴよと啼くは
雛鶏
(
ひなどり
)
。雀子はちゆちゆとさへづり、子を思ふ焼野の
雉子
(
きぎす
)
けんけんと夜も高音うつ。
現身
(
うつしみ
)
の鳥の啼く
音
(
ね
)
のなぞもかく物あはれなる。
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
管財人がつかまえることのできなかった一羽の黒い
雛鶏
(
ひなどり
)
——夜のように黒くそして沈黙で、のどもならさないのでただ狐の餌食になるのを待つばかりなのが
森の生活――ウォールデン――:02 森の生活――ウォールデン――
(新字新仮名)
/
ヘンリー・デイビッド・ソロー
(著)
チキンブローとは三百目位の
雛鶏
(
ひなどり
)
を骨ともに細かく切って大匙二杯のお米と一緒に五合の水へ入れて塩を小匙一杯加えて弱い火で三時間以上気長に煮たものです。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
▼ もっと見る
かおかおと啼くは鴉、ぴよぴよと啼くは
雛鶏
(
ひなどり
)
、雀子はちゆちゆとさへづり、子を思ふ焼野の
雉子
(
きぎす
)
、けんけんと
夜
(
よ
)
も
高音
(
たかね
)
うつ。
現身
(
うつしみ
)
の鳥の啼く
音
(
ね
)
の、なぞもかく物あはれなる。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
妻君「それで四色出来ます。ここに
雛鶏
(
ひなどり
)
の肉がありますね、これは何になさいます」お登和
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
先
(
まず
)
二百五十目位な
雛鶏
(
ひなどり
)
を骨付のまま五分位にブツブツに切ってお米五
勺
(
しゃく
)
水五合とともに塩胡椒を加えて弱い火で気長に二時間ほど煮ます。ちょうど鶏を入れたお
粥
(
かゆ
)
のようなものです。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
第百十八 ボイルドチキン 病人には牛肉よりも鶏肉の方が消化も良くって味も軽いものですがしかしそれも
鶏
(
とり
)
によるので三百目位の
雛鶏
(
ひなどり
)
でよく肥えた足の
黄
(
きいろ
)
いのでなければいけません。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
雛
漢検準1級
部首:⾫
18画
鶏
常用漢字
中学
部首:⿃
19画
“雛”で始まる語句
雛
雛妓
雛鳥
雛形
雛罌粟
雛壇
雛様
雛段
雛菊
雛芥子