“ひなどり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雛鳥74.2%
雛鶏22.6%
雛雞3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すでに自分のさきめいを自覚している石舟斎は、この雛鳥ひなどりの孫や子を如何にもして世に出したいと思っていたに違いない。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雛鶏ひなどり家鴨あひると羊肉の団子だんごとをしたぐし三本がしきりにかやされていて、のどかに燃ゆる火鉢ひばちからは、あぶり肉のうまそうなかお
糸くず (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
と暗に武家をさえののしって、自家の気を吐き、まだ雛雞ひなどりである右膳を激動せしめた。右膳は真赤な顔をいやが上に赤くした。
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)