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阿修羅王
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あしゅらおう
ふりがな文庫
“
阿修羅王
(
あしゅらおう
)” の例文
それまでの関羽は、さながら天魔の
眷族
(
けんぞく
)
を率いる
阿修羅王
(
あしゅらおう
)
のようだったが、はッと、偃月刀を後ろに引いて、駒の手綱を締めると
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
六本の腕を一ぱいに拡げながら、何処か遥かなところを、何かをこらえているような表情で、一心になって見入っている
阿修羅王
(
あしゅらおう
)
の前に立ち止まっていた。
大和路・信濃路
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
ニキタはぱッと
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けるより、
阿修羅王
(
あしゅらおう
)
の
荒
(
あ
)
れたる
如
(
ごと
)
く、
両手
(
りょうて
)
と
膝
(
ひざ
)
でアンドレイ、エヒミチを
突飛
(
つきとば
)
し、
骨
(
ほね
)
も
砕
(
くだ
)
けよとその
鉄拳
(
てっけん
)
を
真向
(
まっこう
)
に、
健
(
したた
)
か
彼
(
かれ
)
の
顔
(
かお
)
を
敲
(
たた
)
き
据
(
す
)
えた。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
一、そも/\山の御神、数を申せば千二百神、
本地薬師如来
(
ほんちやくしにょらい
)
にておはします。
観世音菩薩
(
かんぜおんぼさつ
)
の御弟子
阿修羅王
(
あしゅらおう
)
、
緊那羅王
(
きんならおう
)
、
摩𦞈羅王
(
まこうらおう
)
と申す仏は、日本の将軍に七代なりたまふ。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
阿修羅王
(
あしゅらおう
)
が炎の車にのって火の粉を降らし煙の雲をわかしゆくがごとくあばれまわった。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
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阿修羅王
(
あしゅらおう
)
のごとく狂い逆上した左膳が、お藤の手をねじあげて身体中ところ嫌わず踏みつけるその
形相
(
ぎょうそう
)
に! 思わずぎょっとして
尻
(
しり
)
ごみしていると、陰にふくんだ声が
惻々
(
そくそく
)
として洩れてきた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
修
常用漢字
小5
部首:⼈
10画
羅
常用漢字
中学
部首:⽹
19画
王
常用漢字
小1
部首:⽟
4画
“阿修羅”で始まる語句
阿修羅
阿修羅河
阿修羅波子