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はせがわ
ふりがな文庫
“
長谷川
(
はせがわ
)” の例文
「
長谷川
(
はせがわ
)
東寿という、やはり鈴木先生の道場にいた門人で、まだ二十一か二だろう。両眼とも盲いているが技はすばらしかった」
夜明けの辻
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
それは、この帆船
的矢丸
(
まとやまる
)
の船長で、私にとっては友人の、
長谷川
(
はせがわ
)
君であったのだ。大洋のまんなかで、二人は感激深い対面をしたのである。
無人島に生きる十六人
(新字新仮名)
/
須川邦彦
(著)
夜、新聞で見ると、
長谷川
(
はせがわ
)
二葉亭
(
ふたばてい
)
氏が肺病で露西亜から帰国の船中、コロムボと
新嘉坡
(
シンガポール
)
の間で死んだとある。去十日の事。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
などと、ホテルのボーイ
長
(
ちょう
)
の
長谷川
(
はせがわ
)
さんは、外国から来る新聞によく気をつけていて、珍らしい写真があると、それを丁坊に知らせてくれるのだった。
大空魔艦
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
私はそのころ牧野信一の家で、
長谷川
(
はせがわ
)
何とかいう手相、指紋の研究家に手をみられて、君の性格はアマノジャクそのものだ、と言われた。然し、アマノジャクとは何か。
二十七歳
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
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これはもう一人の物理の教官、——
長谷川
(
はせがわ
)
と云う理学士の言葉だった。保吉は彼をふり返った。
寒さ
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
また、たとえば
長谷川
(
はせがわ
)
鉄之進、
権田直助
(
ごんだなおすけ
)
、落合
直亮
(
なおあき
)
らの志士たちが小野の倉沢家に来たり投じて潜伏していられるということも、この谷なればこそそれができたのである。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
お
相伴
(
しょうばん
)
には、
丹羽
(
にわ
)
五郎左衛門と
長谷川
(
はせがわ
)
丹波守。それに、医師の
道三
(
どうさん
)
がお
詰
(
つめ
)
という顔ぶれ。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その席上で
何気
(
なにげ
)
なくこの語呂の論理の話をしたら、同席の
長谷川
(
はせがわ
)
君が大変面白がって
語呂の論理
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
長谷川
(
はせがわ
)
君と余は互に名前を知るだけで、その他には何の接触もなかった。余が入社の当時すらも、長谷川君がすでにわが朝日の社員であるという事を知らなかったように記憶している。
長谷川君と余
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
九段の
長谷川
(
はせがわ
)
写真館の
真向
(
まむか
)
いを東へ下りる坂の下り口の北側が今では
空地
(
あきち
)
となってるが、この空地を
外
(
はず
)
れて二、三軒目にツイ二十年前まであった小さな瀬戸物屋が馬琴の娘の婿の家で
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
……昨夜宿めてくれた
長谷川
(
はせがわ
)
は、そんなに困っているならお
伽噺
(
とぎばなし
)
でも書いたらどうか、少年雑誌の
編輯
(
へんしゅう
)
をしている人を知っているからそれへ売りつけて上げることにしてもいい、と言ってくれた。
六月
(新字新仮名)
/
相馬泰三
(著)
「もう一人
長谷川
(
はせがわ
)
ってのがいるだろう?」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
的矢丸の
長谷川
(
はせがわ
)
船長は、ほろりとしつつ、いった。
無人島に生きる十六人
(新字新仮名)
/
須川邦彦
(著)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
谷
常用漢字
小2
部首:⾕
7画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
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長谷川町
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