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長々
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ながなが
ふりがな文庫
“
長々
(
ながなが
)” の例文
それで、王女のお父さまの王さまにも来ていただかないといけないというので、王子はいそいで
長々
(
ながなが
)
をおつかいに出しました。
ぶくぶく長々火の目小僧
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
誰か、——部屋の中には女のほかにも、
丹前
(
たんぜん
)
を
羽織
(
はお
)
った男が一人、ずっと離れた畳の上に、英字新聞をひろげたまま、
長々
(
ながなが
)
と
腹這
(
はらば
)
いになっている。
母
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
もうすっかり
出来上
(
できあ
)
がって、びくともしずに、
長々
(
ながなが
)
とかかっているではありませんか。
鬼六
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
だって火の目小僧と
長々
(
ながなが
)
の二人は、ただあたりまえの人が食べるだけしか食べませんでしたが、もう一人のぶくぶくは
ぶくぶく長々火の目小僧
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
年の若い巡査は警部が去ると、
大仰
(
おおぎょう
)
に天を仰ぎながら、
長々
(
ながなが
)
と
浩歎
(
こうたん
)
の
独白
(
どくはく
)
を述べた。何でもその意味は長い
間
(
あいだ
)
、ピストル強盗をつけ廻しているが、
逮捕
(
たいほ
)
出来ないとか云うのだった。
将軍
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
と、
昆布
(
こんぶ
)
は
敷居
(
しきい
)
の上に
長々
(
ながなが
)
と
寝
(
ね
)
そべりました。
猿かに合戦
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
私の名前は
長々
(
ながなが
)
と申します。私がちょいと、こう
爪
(
つま
)
立
(
だ
)
ちをしますと、すうッと天まで手がとどきます。それから一と足で一里さきまでまたげます。このとおりです。
ぶくぶく長々火の目小僧
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
そこにはまた
仔豚
(
こぶた
)
の
群
(
むれ
)
も、
長々
(
ながなが
)
と横たわった親豚の腹に、
乳房
(
ちぶさ
)
を争っているかも知れない、——小鳥を見るのにも
飽
(
あ
)
きた男は、そんな空想に
浸
(
ひた
)
ったなり、いつかうとうと眠りそうになった。
母
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
々
3画
“長”で始まる語句
長
長閑
長襦袢
長押
長火鉢
長椅子
長刀
長柄
長靴
長持