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鉄鎖
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てっさ
ふりがな文庫
“
鉄鎖
(
てっさ
)” の例文
旧字:
鐵鎖
翌日
(
よくじつ
)
見まわると、ロボの
足跡
(
あしあと
)
はわなからわなへと続いていたが、わなはみなほじり出されて、
鉄鎖
(
てっさ
)
も
丸太
(
まるた
)
もむきだしになっている。
動物物語 狼の王ロボ
(新字新仮名)
/
アーネスト・トンプソン・シートン
(著)
広い庭の隅に、何を建増するのか、運動選手のように背中に番号をつけた囚人達が、足につながれた
鉄鎖
(
てっさ
)
の音をさせながら働いていた。
雲南守備兵
(新字新仮名)
/
木村荘十
(著)
おそろしい顔だ、太い
鉄鎖
(
てっさ
)
でつながれている囚人だ。
極悪
(
ごくあく
)
の人間なのであろう。なんというおそろしいことだ。
時計屋敷の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そして人々は今、形式の
桎梏
(
しっこく
)
に悩んでいる。これから解放されなければ——即ちこの
鉄鎖
(
てっさ
)
をたたなければ、そこにほんとうに新しい新人生は生まれて来ない。
童話に対する所見
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ここにいよいよ別れることのできない宿業の
鉄鎖
(
てっさ
)
をもってつながれる運命とはなったのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
右手
遥
(
はる
)
かに海が
咆
(
ほ
)
え、やがて
断崖
(
だんがい
)
の上に張りめぐらした
鉄鎖
(
てっさ
)
らしいものが眼に入ってきます。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
あるいは
生身
(
なまみ
)
を
鉄鎖
(
てっさ
)
につなぎ、
開封
(
かいほう
)
の都まで差立てましょうや、この一事も至急お使いをつかわし、お父君の大臣府へ伺いを立てれば、お父君も大そう面目をほどこし、かつまた
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
巨大な
鉄鎖
(
てっさ
)
の
連環
(
れんかん
)
がたえまなく
旋
(
めぐ
)
り旋り近づいて来るので、戦闘力の鋭角はどこにあるかといえば、そうしているまに敵の先陣と体当りした所がすぐそのまま鋭角となるものだった。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
玄徳の心は、飛び立つほどだったが、身は
鉄鎖
(
てっさ
)
に囲まれていた。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鉄鎖
(
てっさ
)
の
陣
(
じん
)
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“鉄鎖”の意味
《名詞》
鉄でできた鎖。
厳しい束縛、拘束。
(出典:Wiktionary)
鉄
常用漢字
小3
部首:⾦
13画
鎖
常用漢字
中学
部首:⾦
18画
“鉄”で始まる語句
鉄
鉄瓶
鉄漿
鉄槌
鉄砲
鉄棒
鉄扉
鉄格子
鉄鎚
鉄柵