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道楽者
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どうらくもの
ふりがな文庫
“
道楽者
(
どうらくもの
)” の例文
長造は、弦三のことを、
色気
(
いろけ
)
づいた
道楽者
(
どうらくもの
)
と
罵
(
ののし
)
ったことを思い出して、暗闇の中に、
冷汗
(
ひやあせ
)
をかいた。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
朝
(
あさ
)
っぱらの
柳湯
(
やなぎゆ
)
は、
町内
(
ちょうない
)
の
若
(
わか
)
い
者
(
もの
)
と、
楊枝削
(
ようじけず
)
りの
御家人
(
ごけにん
)
と
道楽者
(
どうらくもの
)
の
朝帰
(
あさがえ
)
りとが、
威勢
(
いせい
)
のよしあしを
取
(
とり
)
まぜて、
柘榴口
(
ざくろぐち
)
の
内
(
うち
)
と
外
(
そと
)
とにとぐろを
巻
(
ま
)
いたひと
時
(
とき
)
の、
辱
(
はじ
)
も
外聞
(
がいぶん
)
もない
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
一同
(
いちどう
)
は、この
人
(
ひと
)
のことを
道楽者
(
どうらくもの
)
だと、よくいわなかったけれど、
彼
(
かれ
)
には、いつも
思
(
おも
)
いやりのある
言葉
(
ことば
)
をかけてくれたし、
怒
(
おこ
)
った
顔
(
かお
)
を
見
(
み
)
せなかったので、なんとなく
慕
(
した
)
わしく
思
(
おも
)
われました。
風はささやく
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あなたはそれで斎藤を自由に扱いこなした。……女が出来たのは、あなたのせいじゃない。斎藤が勝手に作ったんだけれど、それは
道楽者
(
どうらくもの
)
の斎藤のことだから、いつだって起りうることだったわ。
断崖
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
楽
常用漢字
小2
部首:⽊
13画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“道楽”で始まる語句
道楽
道楽気
道楽三昧
道楽息子