“近道”の読み方と例文
読み方割合
ちかみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うさぎにたんぽぽをやっていると、用吉君ようきちくんが、いまおろすところだよ、といってたので、おくれちゃたいへんと、桑畑くわばたけなか近道ちかみちはしっていった。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
御坊様おばうさま血気けつきはやつて近道ちかみちをしてはなりましねえぞ、草臥くたびれて野宿のじゆくをしてからが此処こゝかつしやるよりはましでござるに。はい、けてかつしやれ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そして、子供こどもらはそのなかあそび、通行つうこうするひとたちは、近道ちかみちするために、そのよこぎったのであります。
山へ帰りゆく父 (新字新仮名) / 小川未明(著)