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軒毎
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のきごと
ふりがな文庫
“
軒毎
(
のきごと
)” の例文
此の間も
麻布
(
あざぶ
)
へ
骨董屋
(
こっとうや
)
をひやかしに出掛けた帰りに、人の家をひやかして来た。
一寸
(
ちょっと
)
眼に附く家を
軒毎
(
のきごと
)
に
覗
(
のぞ
)
き込んで一々点数を附けて見た。
文士の生活:夏目漱石氏-収入-衣食住-娯楽-趣味-愛憎-日常生活-執筆の前後
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
軒毎
(
のきごと
)
に立たせて、物を売らせるのや、まだ四つか、五つの子供を
地面
(
じべた
)
に坐らせて、通る人々に頭を下げさして、
銭
(
ぜに
)
を
乞
(
こ
)
わしめるのなどを、私は、見る時に、血が逆上する。
子供は虐待に黙従す
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
家々の小さな
灯
(
ともしび
)
が、しづかに晩秋の夕べをともると、
軒毎
(
のきごと
)
にある人間苦が、覗かれる氣がする。
折々の記
(旧字旧仮名)
/
吉川英治
(著)
各自
(
おの/\
)
一
條
(
でう
)
の
杖
(
つゑ
)
を
携
(
たづさ
)
へ、
續々
(
ぞく/\
)
市街
(
しがい
)
に
入込
(
いりこ
)
みて、
軒毎
(
のきごと
)
に
食
(
しよく
)
を
求
(
もと
)
め、
與
(
あた
)
へざれば
敢
(
あへ
)
て
去
(
さ
)
らず。
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
百姓屋の
軒毎
(
のきごと
)
に立つる
朝食
(
あさげ
)
の煙は
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
軒毎
(
のきごと
)
に雪の解けるしづく。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
軒
常用漢字
中学
部首:⾞
10画
毎
常用漢字
小2
部首:⽏
6画
“軒”で始まる語句
軒
軒端
軒下
軒燈
軒先
軒昂
軒並
軒輊
軒行燈
軒前