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踞
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きよ
ふりがな文庫
“
踞
(
きよ
)” の例文
枝折戸
(
しをりど
)
閉
(
と
)
ぢて、
椽
(
えん
)
に
踞
(
きよ
)
す
程
(
ほど
)
に、十時も過ぎて、
往来
(
わうらい
)
全
(
まつた
)
く絶へ、月は頭上に
来
(
きた
)
りぬ。一
庭
(
てい
)
の
月影
(
つきかげ
)
夢
(
ゆめ
)
よりも
美
(
び
)
なり。
良夜
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
臨川寺
(
りんせんじ
)
の庭に
踞
(
きよ
)
して、獨り靜かに
下瞰
(
かゝん
)
するに、水は
飽
(
あく
)
まで
碧
(
みどり
)
に、岩は飽まで奇に、其間に松の面白く
點綴
(
てんせつ
)
せられたる、更に
畫圖
(
ぐわと
)
のごとき趣を添へたるを見る。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
美いかでか死滅すべき。詩神は又波を踏みて伊太利に渡り、古の帝王の住みつる城址に
踞
(
きよ
)
して、羅馬の市を見おろしたり。テヱエル河の黄なる水は昔ながらに流れたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
そのかたはらの石に
踞
(
きよ
)
し
一握の砂
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
踞
漢検1級
部首:⾜
15画
“踞”を含む語句
蹲踞
蟠踞
盤踞
踞込
踞坐
踞居
跪踞
虎踞
蹲踞込
前踞
蹯踞
踞跼
踞牀
踞座
跑踞
胡踞
箕踞
崛踞
屈踞