“虎踞”の読み方と例文
読み方割合
こきょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして今、冀州きしゅう虎踞こきょして謀士勇将は数を知らずといわれ、前途の大計は、臆測をゆるしません。まず彼など、時代の英雄とゆるしてもいいのではありますまいか
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山陽山陰に虎踞こきょ竜蟠りょうばんし、一百二十万石の大封を擁し、覇威を中国に振いたる毛利氏も、天の暦数れきすう徳川氏に帰し、今は関原せきがはらの役、西軍にくみしたるの罪により、長防三十六万九千石に削減せられ
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
南に孫権があって、常に鯨呑げいどんの気を示し、北に曹操があって、虎踞こきょかたちを現しています
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)