“関原”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきがはら50.0%
くわんげん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山陽山陰に虎踞こきょ竜蟠りょうばんし、一百二十万石の大封を擁し、覇威を中国に振いたる毛利氏も、天の暦数れきすう徳川氏に帰し、今は関原せきがはらの役、西軍にくみしたるの罪により、長防三十六万九千石に削減せられ
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
吉田松陰は、関原せきがはらの役において、西軍の殿将として、大坂を守り、徳川氏に向って弓をける、毛利家の世臣せいしんなり。彼は杉氏の子、出でて叔父吉田氏をぎ、禄五十七石をむ。彼はもとより微禄の士。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
竹輿ちくよ、夢をにのうて関原くわんげんを過ぐ——
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)