“胡踞”の読み方と例文
読み方割合
あぐら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悠然とストーブの側に胡踞あぐらかき、関翁が婆ァ婆ァと呼ぶほおげたきかぬ気らしい細君は、モンペはかまをはいて甲斐〻〻しく流しもとに立働いて居ると
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
あまり暑いからかみでも苅ろうかと、座敷の縁に胡踞あぐらかく。バリカンが駄目なので、はさみで細君が三分に苅ってくれた。今朝苅った芝が、最早枯れて白くかわいて居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)