“踏返”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふみかへ75.0%
ふみかえ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
醫學生いがくせい肌脱はだぬぎで、うつむけにて、踏返ふみかへした夜具やぐうへへ、兩足りやうあし投懸なげかけてねむつてる。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
立ち出て東の空へぞ旅立たびだちけり時に享保三年九月十日の事なりあしまかせて行けるに十日の月さし出つゝくれ宿やどなき一人たびしきりに急ぎ歩行あるきし所にぴかりとひかる物あり足にて踏返ふみかへせしに女のくしなりければ何方の人がおとせしやらんと手にかざし見れば鼈甲べつかふいとふるびたるにても三ツ四ツかけたり是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
医学生は肌脱はだぬぎで、うつむけに寝て、踏返ふみかえした夜具やぐの上へ、両足を投懸なげかけて眠って居る。
星あかり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)