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踏掛
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ふんが
ふりがな文庫
“
踏掛
(
ふんが
)” の例文
馬「さア
其処
(
そけ
)
え足イ
踏掛
(
ふんが
)
けちゃア馬の口が
打裂
(
ぶっさ
)
けて仕舞う、
踏台
(
ふみでえ
)
持って来てあげよう……尻をおッぺすぞ」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
聾
(
つんぼ
)
ひがみの
向腹立
(
むかっぱらたち
)
が、何おのれで、
渡
(
わたり
)
をききも、尋ねもせず、
足疾
(
あしばや
)
にずかずかと
踏掛
(
ふんが
)
けて、二三間ひょこひょこ
発奮
(
はず
)
んで伝わったと思うと、左の足が、ずぶずぶと砂に潜った。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
主人「ナニ無沙汰の事は何うでも
宜
(
よ
)
い、が、其の大金を取って
横山町
(
よこやまちょう
)
の横と云う字にも足は
踏掛
(
ふんが
)
けまいと誓った伊之助が、若の許へ来て逢引をしては済むまいナ」
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
荷
(
に
)
も
石瓦
(
いしがわら
)
、古新聞、
乃至
(
ないし
)
、
懐中
(
ふところ
)
は
空
(
から
)
っぽでも、一度目指した軒を潜って、座敷に足さえ
踏掛
(
ふんが
)
くれば、銚子を倒し、椀を替え、
比目魚
(
ひらめ
)
だ、鯛だ、と
贅
(
ぜい
)
を言って、
按摩
(
あんま
)
まで取って、ぐっすり寝て
浮舟
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何うも気に成るから振り
返
(
かえ
)
て見ると、其の若い者がバタ/\/\と
下手
(
しもて
)
の欄干の側へ参り、又片足を
踏掛
(
ふんが
)
けて飛び込もうとする様子ゆえ、驚いて
引返
(
ひっかえ
)
して抱き留め
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
長「何んだお
前
(
めえ
)
は、足を欄干へ
踏掛
(
ふんが
)
けて
何
(
ど
)
うするんだ」
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
踏
常用漢字
中学
部首:⾜
15画
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“踏”で始まる語句
踏
踏込
踏張
踏臺
踏切
踏襲
踏台
踏石
踏留
踏止