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足手纏
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あしてまと
ふりがな文庫
“
足手纏
(
あしてまと
)” の例文
慌ただしい復旧工事の際
足手纏
(
あしてまと
)
いで邪魔になるお婆さん達が時を殺すためにここに寄っているのかという想像をしてみたが事実は分らない。
静岡地震被害見学記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
昔
(
むかし
)
はかういふことの
自由
(
じゆう
)
に
出來
(
でき
)
るのが
名人
(
めいじん
)
だと
思
(
おも
)
はれたのですが、
今
(
いま
)
ではかへって、
文學
(
ぶんがく
)
を
味
(
あぢは
)
ふ
上
(
うへ
)
の
足手纏
(
あしてまと
)
ひとして、
避
(
さ
)
けねばならぬことであります。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
女が
情夫
(
おとこ
)
と別れて、独立の生活を営むにつけて、
足手纏
(
あしてまと
)
いになる子供を浅井にくれて、東京附近の
温泉場
(
ゆば
)
とかへ
稼
(
かせ
)
ぎに行っているのだということも、
真実
(
ほんとう
)
らしかった。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
養母はもとから少し
下素
(
げす
)
なところのある、冷たいたちの女であつたが、夫が亡くなつて手もとが苦しくなつてからは、貰ひ子のおくみを
足手纏
(
あしてまと
)
ひのやうにつけ/\当り出した。
桑の実
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
母屋の方に廻つて見たが、元より不知案内の身の、何う為る事も出来ぬので、
寧
(
むし
)
ろ
足手纏
(
あしてまと
)
ひに為らぬ方が得策と、
其儘
(
そのまゝ
)
土蔵の前の
明地
(
あきち
)
に引返して、
只々
(
たゞ/\
)
その成行を傍観して居た。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
▼ もっと見る
一
行
(
こう
)
の
足手纏
(
あしてまと
)
いになられるようなことは
決
(
けっ
)
してなかったと
申
(
もう
)
すことでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
纏
漢検準1級
部首:⽷
21画
“足手”で始まる語句
足手
足手纒
足手絡
足手搦