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貧相
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ひんそう
ふりがな文庫
“
貧相
(
ひんそう
)” の例文
松
(
まつ
)
や
梅
(
うめ
)
の
精
(
せい
)
に
比
(
くら
)
べると
竹
(
たけ
)
の
精
(
せい
)
はずっと
痩
(
やせ
)
ぎすで、
何
(
なに
)
やら
少
(
すこ
)
し
貧相
(
ひんそう
)
らしく
見
(
み
)
えましたが、しかし
性質
(
せいしつ
)
はこれが一
番
(
ばん
)
穏和
(
おとな
)
しいようでございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
水色の目をした、鼻の高い、
何
(
なん
)
とか云う
貧相
(
ひんそう
)
な女優である。僕はT君と同じボックスにタキシイドの胸を並べながら、
落胆
(
らくたん
)
しない
訣
(
わけ
)
には行かなかった。
カルメン
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
池田というのは五十年配の歯の出た
貧相
(
ひんそう
)
な男で、震災当時、南米の植民地から帰って来て、多年の蓄財を資本にして東京大阪神戸の三都にカッフェーを開き
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
いつ見ても
貧相
(
ひんそう
)
な感じの年とった男が一人、きたない古自転車をいじくっているだけだった。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
こんな
尖
(
とんが
)
った
貧相
(
ひんそう
)
な男ではないと。
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
兼太郎がその
頃
(
ころ
)
目をつける芸者は
岡目
(
よそめ
)
には
貧相
(
ひんそう
)
だと言われる位な
痩立
(
やせだち
)
な小作りの女ばかり。
雪解
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“貧相”の意味
《名詞》
貧相(ひんそう)
貧乏そうな顔つきや身なりであること。
みすぼらしいさま。
(出典:Wiktionary)
貧
常用漢字
小5
部首:⾙
11画
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
“貧”で始まる語句
貧
貧乏
貧乏人
貧窮
貧弱
貧民窟
貧民
貧乏徳利
貧窶
貧苦