“ひんそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貧相85.7%
貧僧14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
池田というのは五十年配の歯の出た貧相ひんそうな男で、震災当時、南米の植民地から帰って来て、多年の蓄財を資本にして東京大阪神戸の三都にカッフェーを開き
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
いつ見ても貧相ひんそうな感じの年とった男が一人、きたない古自転車をいじくっているだけだった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
所謂いはゆる貧僧ひんそうのかさねどきで、ついでに翌朝よくてうぶんしるしてく。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)