謝絶しやぜつ)” の例文
なにがさて萬金かへじと愛惜あいせきして居る石のことゆゑ、雲飛は一言のもとに之を謝絶しやぜつしてしまつた。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
きぬには出逢であはなかつた。あたまへである。ぼくその翌日よくじつしさうなそらをもおそれず十國峠じつこくたうげへと單身たんしん宿やどた。宿やどものそうがゝりでめたがかない、ともれてけとすゝめても謝絶しやぜつ
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)