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要
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かゝ
ふりがな文庫
“
要
(
かゝ
)” の例文
その頃は京濱間より外に鐵道といふものも無く、私達の故郷から東京まで行くには一週間も
要
(
かゝ
)
るほど不便な時でした。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
『
否
(
いゝ
)
え、
否
(
いゝ
)
え!
冐險談
(
ばうけんだん
)
が
先
(
さ
)
き』
云
(
い
)
つてグリフォンは
焦心
(
じれ
)
ッたさうに、『
説明
(
せつめい
)
なンて、
時間
(
じかん
)
ばかり
要
(
かゝ
)
つて
仕方
(
しかた
)
がない』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
で、この膿さへ止るやうになればよいのだが、それまでには少くとも二ヶ月は
要
(
かゝ
)
るだらうといふことであつた。
世の中へ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
此村あたりの娘にはこれ程
好
(
うま
)
い話はない。二人は、白粉やら油やら元結やら、月々の入費を勘定して見たが、それは奈何に諸式の高い所にしても、月に一圓とは
要
(
かゝ
)
らなかつた。
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
吾儕は湯が島の鳥の骨で齒を痛めて居たから、この新しい鰒を味ふには大分時が
要
(
かゝ
)
つた。M君は齒を一枚落した。
伊豆の旅
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
と言つて気を変へて、『それにしても、出掛けるとなると、思つたよりは
要
(
かゝ
)
るものだ。
少許位
(
すこしぐらゐ
)
は持合せも有ますから、立替へて上げても
可
(
いゝ
)
のですが、どうです
少許
(
すこし
)
御持ちなさらんか。 ...
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
要
常用漢字
小4
部首:⾑
9画
“要”を含む語句
必要
不要
要求
肝要
要素
要領
要慎
要用
要之
主要
重要
緊要
要所
要約
大要
要諦
不得要領
要心
要訣
要害
...